離島 Project

離島プロジェクトは2021年より始動したプロジェクトです。2010年より続いてきた鹿児島県熊毛郡屋久島町・口永良部島をフィールドとした「屋久島町口永良部島プロジェクト」の活動に新たに、山口県熊毛郡上関町・祝島での活動が加わる形で発足しました。現在3名のメンバーがそれぞれの離島を含む地域との関わりの中で活動を行っており、今学期から学生はそれぞれの地域にて数週間から一年間のスパンで滞在を行うつもりでおります。
過去、具体的な活動として、大学生や高校生を対象とした口永良部島で開催する研修プログラム、屋久島・口永良部島の小中学生をSFCに招待して開催する学習合宿等の相互交流が行われました。
学生はまず、地域を「知る」ために暮らし・仕事をともにしつつ地域の人とコミュニケーションを取り、同時に、そこで自分自身の喜怒哀楽を感じるとともに地域の人たちの喜怒哀楽も知っていきます。この「知る」を経て地域の人たちと意思・意見を交換すること、そして学生自身の学び・気づきを地域の人達に伝えることを大事にしています。その先に「地域の人と大学生が目指す未来を伝えあい、そこに向かって役割を持ち合う関係性の構築」を目指して活動を行っています。
島はその地域に必要なコトを島にいる人自身が担っている場合が多く、そこでの生活を知り活動することは「一社会に必要なこととは何か」・「何が暮らしを支えているのか」「自分のこの行為は誰の役に立っているのか」といった「実感」を伴った学びにつながります。この「実感」は「島社会に対する実感」を飛び越え「自分が生まれ育った地域」、「大学」、「大学のある都市部」への「実感」へと連鎖していきます。
ゼミ生の声
